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何をやるかでなく、何をやらないかが重要である ― 利根川進

TOEIC攻略法の記事、ポストしたのは数週間前なのですが、何故か今になって日の目を見る事になりました。実生活で友人との会話で挙がるTOEIC攻略法談義などから、こういった情報のニーズと、それに対するレスポンスが若干あるだとうと思ってポストしたのですが、正直言うとブックマーク登録数とアクセス数にびびりまくってます。
ともあれ、文盲ながらも2時間程かけて頑張って書いたので、多くの人にこの記事に目を留めてもらえてよかったです。多くの人がブックマークコメントやトラックバックでおっしゃっていますが、結局英語は時間をかけて頑張るしかないものです。しかしその頑張りを注ぐ価値のある教材、価値のない教材があるのは確かで、例の記事はその点で参考になると思います。使えるかどうか分からない英語教材にわざわざ飛び込む必要はないんです。まさに利根川進の格言「何をやるかではなく、何をやらないかが重要である」です(これがそっくり正しい引用かは分かりませんが)。これはもともと研究者に向けた研究テーマを選ぶ上での助言なのですが、自分はこれを人生のモットーにしています。
あとTOEIC攻略の補足ですが、サードパーティの模試に関しては、ネットで見かけるレビュー等によれば新トリプル模試でやはり間違いないようです。実際自分自身、Part7では同じ形式の文章が出て度肝を抜かれましたし、新トリプル模試を終えた後にやった公式模試のスコアレンジは755-855でした。もちろん公式問題集に勝るTOEIC対策本はないのは確かなので、仕上げは公式問題集を使いましょう。Vol.2が出ているようです。あと、やたら顔写真が目立つ澄子本シリーズですが、これは安い上になかなか使えます。最近は攻略本的なものも出していて、具体的な勉強法が満載でかなり為になると思います。特に公式問題集の使い方は参考になります。
さらに補足。これはもうあちこちで言われている事ですが、確かに”TOEICの勉強”をしても使える英語力は得られません。しかしBクラスのスコアを出すくらいまでやれば、多くの英語のニュースサイト、教科書、小説がそこそこ読めるようになりますし、そこから英語の勉強はさらに加速されていきます。そういうわけで英語の基礎の基礎を身につけるためにTOEICスコアBクラスはなかなか良い目標になるんじゃないかと思います。
僕のような低スコアの人間があんまり粋がって書きすぎると、高スコアを売りにしているブログの方々に失礼なのでTOEICネタはこの辺にしときます。